「トレンドは、明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」
では、トレンド転換のサイン(シグナル)は何でしょうか。
有力なトレンド転換のサインの1つが ダブルトップやダブルボトムとなります。
このインジケーターは そのサインが現れることを監視するためのツールとなります。
たとえば 十分長い期間、下降トレンドにあるときに ダブルボトムがあらわれたときは 上昇トレンドに転換する可能性があるとして様子見とし、このインジケータが表示するブレイクラインを越えてくるかを確認し、ブレイクラインを越え上昇が続けば上昇トレンドとなります。
図1 ダブルボトムの例(EURCHF H1 / 2023-11-24 16:28時点をスクショ)
図1では 3日間ほど続いた下降局面において 底を打ったと思われる場面です。
赤く太いラインが このインジケータが描いたダブルボトムになります。同時に 黄色いラインで描画しているのがブレイクアウトラインになります(描画方法は選択可能です。後ほど詳述します)。一般に、このブレイクアウトラインを抜けると上昇に転じることを期待した 買いエントリーを行うタイミングとなります。
図を見ての通り、ブレイクアウトラインを一旦抜けたあと、一度ブレイクアウトライン近くまで戻してきていますので ここも押し目買いのポイントとなりますね。
ダブルトップ/ダブルボトムの判定
図2 ダブルボトムとして 検知するのは右側の方
チャートの天底で Wの字を描いても なんでもいいわけではありません。
長く下降トレンドを続けてきた場合 チャートの山や谷は 前の山より低く、前の谷より低く切り下げてきています。図2の左側のW字では 谷の部分が切り下げたままとなりますので 下降の力が衰えたのかどうか怪しいところです。山の部分はたまたま上がっただけという可能性が高いと考えます。
それに対して、図2の右側のW字はどうでしょうか。これまで切り下げてきた谷のブブは、直前の谷の位置より高い位置にあります。ここまで ずっと切り下がってきていた谷の部分は いったん底を打ったようにみえます。そして 山の部分も直近の山を越えたことで トレンド転換が行われる確度が高いと考えられますね。
そのため、このインジケータでは、図2の左側は検出しません。右側のW型を検出し W字を描画して知らせます。(上昇トレンドから下降トレンドに転換する ダブルトップは 逆の動きになります。説明は割愛させていただきます)
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W字の描画方法(詳細)
ダブルボトムのケースで説明しますが、ダブルトップの場合は、上下(山谷)が逆で読み替えてください。
(1)谷側の頂点が 3回切り下がってきている(=下降トレンドの確認)
(2)その後、谷側の頂点が 切りあがった
ブレイクアウトラインの引き方
このインジケータでは、以下の2つの方法から選択できます。
1 ピークラインで描画
1つ目は、W字の起点となる山と W字の真ん中の山を結んだラインを ブレイクアウトラインとする方法です。こちらはデフォルトの設定となっています。
2 ネックラインで描画
2つ目は、W字の真ん中の山の部分に対し 水平にブレイクアウトラインを引く方法です。
こちらの描画方法は、MT4のプロパティ設定にて 選択することで 変更できます。
プロパティ設定画面
バージョン 1.02でのプロパティ設定画面になります。今後 変更となる場合があります。
- MT4でのみ動作します。
- インジケータの内部で MT4のZigZagインジケータを利用しています。
- 過去のダブルトップ/ダブルボトムは表示しません、現在価格におけるチャート状態を監視します。
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