- 概要
チャートの山と谷を検出し、根こそぎ利益を獲りに行くタイプのインジケータです。本インジケータは、「日足天底根こそぎインジケータ」をベースして、NK225(日経平均先物)に対応させたものです。
「トレンドが出ている時だけトレードする、それ以外はトレードしない」ことで、結果を得るという考え方のもとに作成されたインジケータです。
- 特徴
「日足天底根こそぎインジケータ」のDNAを受け継いだ「パラメータ最適化機能」に加えて、進化した、SL/TP(価格、pips)表示機能が特徴となっています。「とれとれインジケータ」と組み合わせて使うことで、トレンドが伸びていく時だけを狙い撃ちすることができます。
- NK225の利点
日経225先物(NK225)は、日経平均株価指数を対象としてトレードするものです。NK225の利点は、取引単位がラージ、ミニ、マイクロとあり、少額の資金でも取引が行えることです。マイクロに対応している証券会社は、松井証券、楽天証券などがあります。
マイクロですと、1枚取引を行うのに必要な証拠金が2万円強程度です。従って、数万円の少額資金からでも、NK225の取引が開始できます。マイクロ1枚の買いポジションを建てた場合、日経225指数が100円上がると、利益としては10倍の1000円が得られます。取引手数料として片道11円程が必要になりますが、総資金に対する利益率を考えると、かなり効率の良いトレードができることになります。
- 実際の画面
上の図は、NK225の1時間足チャートに、本インジケータを導入した実際の画面です。説明文をチャートに追加しています。
インジケータは、チャートウィンドウに表示されます。1行目には、BeamのON/OFFボタン、パラメータ最適化ボタン、Resetボタンが左から順に並んでいます。2行目には、獲得pips表示と、移動平均線の期間(AVG_P)表示があります。
時間足を日足、4時間足、1時間足、30分足、15分足、5分足と変えて、AVG_P最適化ボタンをクリックします。獲得pips数が表示されるので、最も大きい数字になるように、時間足を選択します。
パラメータ最適化に失敗した場合は、AVG_P=0と表示され、表示色が赤色になります。この場合は、その時間足でのトレードを行わないようにします。これにより、条件の適さないトレードを除外できるようになります。
(1)Bramのon/off
チャートの右端から伸びるBeamをon/offできます。
Beamは、これから伸びていく方向を指し示しています。
(2)パラメータ最適化
このボタンをマウスでクリックすると、パラメータの最適化が実行されます。計算上の獲得pips数が更新されます。パラメータが変わると、矢印の出現位置も当然変わります。なお、パラメータ最適化に失敗した場合は、獲得pips数がゼロとなり、赤で表示されます。この場合は、表示している時間足ではトレードをしない方が良いので、より長い時間足に変えるなどにより、最適化が失敗しない条件でトレードを行うようにしてください。
(3)Reset
パラメータを初期値に戻します。
(4)獲得pips計算値
表示された矢印の通りに、上向き矢印で買い、下向き矢印で売りを繰り返した場合に、獲得pips数がどの程度になるかを計算します。日足チャートローソク足160本分の期間に換算して表示しています。
(5) 矢印サイン
チャートの天底でそれぞれの矢印が出るように設計されています。
ただし、もともとトレンドフォローの相場から利益を得ることを想定してインジケータを作成していますので、トレンド相場の場合は、かなり良い結果が得られるのですが、レンジ相場の場合、特に短期時間足では、矢印通りにトレードしない方が良いでしょう。
(6) 目安となるSL/TP表示
SL/TPの目安として、ATR(14)からSLを、リスクリワードが2になるようにTPを計算し、水平バーとして表示します。数値は、価格表示とpips表示を切り替えることができます。
この表示はあくまでも目安にする為のものです。
□SL-Drag□ をマウスでクリックすると、直近の上向き矢印のSL位置に水平線が出現します。これをマウスでドラッグすることで、SLの表示位置を任意の値に変更することができます。SLを変更すると、TPも自動的に変更されます。
□TP-Drag□ をマウスでクリックすると、直近の上向き矢印のTP位置に水平線が出現します。これをマウスでドラッグすることで、TPの表示位置を任意の値に変更することができます。これに伴いリスクリワードの数値が表示されます。
直近の上向き矢印がキーになっていて、このSL/TPを変更すると、他の全てのSL/TP表示も連動して変更されます。
なお、水平バーと数値の表示は、直近の6本の矢印にのみ表示する仕様となっています。
- 15分足の事例
上の図は、NK225の15分足チャートで、パラメータ最適化を行ったものです。画面上に矢印が3本出現していますが、この矢印表示に従って、[売り] → [買い] → [売り] を繰り返すことで、大きな利益が得られます。
- 1分足の事例(トレンド転換)
上昇トレンドが終わり、トレンド転換して下落してくる初動を捉えた事例です。
チャートは1分足です。下半分に「とれとれインジケータ」を導入してあります。「とれとれインジケータ」のメイン線がずっと青色主体であったものが、一旦収束して、その後に赤色に変わり反転上昇してきました。ここからが、絶好の売り場になります。チャートでも、直近安値を割り込んで、下落が始まっています。
大きな赤色矢印から売って行けば、リスクリワードの大きい損小利大の理想的なトレードができることになります。
<機能説明>
- 見やすい矢印表示
移動平均線の、山の頂点の位置にピンク色の下向きの矢印、移動平均線の谷底の位置に水色の上向き矢印が表示されます。売買の目安にしてください。移動平均線をベースにして計算し、表示するので、移動平均期間の分だけ、矢印の出現位置が遅れます。ただあまり短い期間にすると、ノイズが増えるので、パラメータには適切な値が存在します。
長期足が上昇トレンドの場合は、上向き矢印で買い、下向き矢印で決済、逆に長期足が下降トレンドの場合は、下向き矢印で売って、上向き矢印で決済するという使い方もできます。
- Beam表示機能
直感的に、今後伸びて行く方向が売りなのか買いなのか一目で分かる機能です。
左上に ■Beam ON■ ボタンがあります。これをマウスでクリックすることで、チャートの右端からBeamを出す、出さないを選択できます。Beamの方向が上向きの場合、買いで、下を向いてきたら売りでトレードします。
- パラメータ最適化機能
移動平均線の期間設定は、最適値があるため、AVG_Pの値を自動で変化させながら、最も利益が多くなるように、設定値を最適化する機能です。□AVG_P最適化□ をマウスでクリックすると、■AVG_P最適化■ と表示色が変化し、AVG_Pのパラメータを2から50の間で変化させて、その中で利益が最大になる値を探して、AVG_Pにセットします。
2行目の獲得pipsの表示が、(AVG_P=8)
から(*AVG_P=新規値)の表示に変わるとともに、文字色がMediumSeaGreenからLimeに変化します。 パラメータ最適化に失敗した場合は、AVG_P=0となり、文字色が赤になります。
なお、■Reset■ ボタンを押すことにより、デフォルト設定に戻すことができます。
<パラメータ最適化機能を使った結果>
時間足 獲得pips数 *AVG_P
日足 7,337 48
4時間足 8,106 33
1時間足 28,728 9
30分足 11,664 21
15分足 0 最適化失敗
5分足 0 最適化失敗
1分足 0 最適化失敗
15分足以下の短い時間足では、全て最適化に失敗しています。運用には30分足以上の長い時間足が適します。最も獲得pips数が多いのは1時間足なので、1時間足チャートでトレードを行います。この場合、最適化パラメータは、*AVG_P=9になります。
※相場状況によって、獲得pips数が最大になる時間足は変わります。いつも1時間足が良いというわけではありません。獲得pips数がほとんど同じ程度であれば、より長い時間足を選択してください。長い時間足ほど、ノイズの影響を受けにくくなり、安定したトレードができます。
(獲得pips数表示は、過去160本のローソク足のデータを元にして算出しています。時間足に違いによる係数を単純に掛けて表示していますので、5分足は、1時間足の12倍の係数が掛かっています。)
- pips利益計算機能
過去160本のローソク足のデータから、もしも矢印に従ってドテン売買のトレードした場合に、利益が何pipsになるかを計算して表示する機能です。遡るローソク足の本数は、パラメータで可変できます。
時間足の選択により、得られる利益は大きく変わります。この機能により、表示される利益pips数が小さい時間足のトレードを避けることで、損失を回避し、より資金効率の良いトレードができるようになります。
<注意事項>
「パラメータ最適化機能」および「pips利益計算機能」は、とても有効な機能ですが、相場の変動により、最適パラメータは、動的に変化します。最新のチャートを利用して、「パラメータ最適化機能」を実行してトレードを行ってください。
また自動最適化機能により、一定時間間隔で自動最適化が実行されます。最適化が実行されると、パラメータが変更されることがあり、チャートの矢印が再描画されます。最適化後の矢印表示に従ってトレードを行ってください。
- Mail送信、Line通知、ポップアップアラート機能
Mail送信およびLine通知機能があります。矢印サインが出現すると同時にMail送信、Line通知を行い、ポップアップアラートを表示します。
(1)Mail
※メールの設定
MT4の ツール → オプション → E-メール で設定します。
(2)LINE
LINE Trueにしておくと、LINEにメッセージを送ります。
<通知内容>
トークン名
通貨ペア名
Down Trend または Up Trend
終値
通知月日時刻
※ライン通知機能
LINEのNotify機能を使って、ユーザーのスマートフォン等に通知を送るものです。LINE Notifyを使うには、アクセストークンの取得が必要です。
(3)ポップアップアラート
(1)から(3)の機能は、それぞれ独立にON/OFFできます。
ローソク足確定前に通知、確定後に通知を選択できるようにしました。(デフォルトは確定前でも条件を満たせば通知)
- 設定パラメータ
設定項目は次のとおりです。
項目 説明 デフォルト設定値
ローソク足確定後矢印 false
ローソク足確定後通知 false
GF 矢印表示位置 30
ATR_P ATRの計算期間 14
ATR_F0 ATRの倍率初期値 2.5
Bar_Size SL/ATR Barの長さ 10
RRR0 リスクリワード初期値 2
Calc_NUM 計算するローソク足の数 160
AVG_P1 移動平均期間 14
自動最適化実行間隔(時間) 4
Beam_color Beamの色 Yellow
Beam_width Beamの幅 1
Beam_style Beamの線種 Dot
ALERT ポップアップアラート false
MAIL メール送信 true
LINE ライン通知 true
LINE_SCR_SHOT スクリーンショットを送信 true
LINE_Token ライントークン
Font_Size フォントサイズ 11
Font_Size2 画面コピーアイコンのサイズ 22
Font_Size3 フォントサイズ(SL/TP) 8
x_org 文字列表示横位置 10
y_org 文字列表示縦位置 18
x位置シフト倍率 1.2
行の間隔 20
corner 表示コーナー位置 0
win_wd グラフ表示window幅 5
CL_ON Beamボタン ONの色 YellowGreen
CL_OFF BeamボタンOFFの色 RoyalBlue
CL_ADJ0 獲得pips表示色 MediumSeaGreen
CL_AJD1 獲得pips表示色(最適化) Lime
CL_Button 最適化実行ボタンの色 Pink
CL_Reset 最適化リセットの色 DarkViolet
CL_TP TPの色 GreenYellow
CL_SL SLの色 Red
CL_Val SL/TP数字の色 AntiqueWhite
CL_UP 上向き矢印の色 Aqua
CL_DW 下向き矢印の色 Red
arrow_size 矢印の大きさ 3
↑ 上向き矢印コード 233
↓ 下向き矢印コード 234
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