MACD に比べて反応が早い移動平均偏差 MAD のインディケータ― MADind はスキャルピングに有用です。MADea は MADind を使用したを裁量トレードを補助する EA です。
トレンド初期の押し目やトレンド末期のスパイクで MADea を待機させればシグナルクロス ( N 字パターン完成後) で自動的にエントリーし、シグナルバッククロスで自働決済します。もちろんチャートを監視し続け、勘を働かせて高値、あるいは底値で手動利確あるいは早めに損切りすることも可能です。
MADind については別売しております「MADind MACD より早くて使いやすい (アラーム付き)」の商品概要をご覧ください。
シンプルですが必要かつ十分な機能を盛り込んだスキャルピング EA です。まずはストラテジーテスターでの動作確認、次いでデモ口座でのバーチャルトレードをお勧めします。ストラテジーテスターでトレードの練習をすることも出来ます。
4 つのスクリプト
Buy_order, Sell_ order, Cancel_order, Exit_ order
で EA をコントロールします。
Buy_order をチャートにドロップしますとグローバル変数を介して指令が EA に送られ MAD がシグナルより上にあれば即座に買い注文が実行されます。MAD がシグナルより下であれば上に確定するのを待って実行します。その後、MAD がシグナルより下に確定した時点で決済されます。待機中の買い注文はいつでも Cancel_ order で取り消すことができます。MADind による決済を待たずに Exit_order で決済することも出来ます。売り注文 Sell_order も同様です。
ストラテジーテスターのビジュアルモードで MADea の使い方を説明します。下図は注文が出ていない通常の画面で no order と右上に表示されています。
Sell_ order スクリプトで売り注文を入れますと MAD がシグナルの上なので待機状態になり SELL order と右上に表示されます (下図)。
その後のシグナルクロスで売りエントリーします (下図中央やや左の小さな青い矢印)。いったん少し逆行してから反転、三連続陰線で順行しますが再度反転、MAD のシグナルクロスで損切りとなります (下図中央やや左の小さな茶色の左向き三角印)。少し順行していますのでそこで手動決済すれば薄利ではありますが利確できます。EA を介さずに直接決済することもできます。インディケーターによる決済はどうしても遅れますので条件の悪い時は無理して待たずに早めに利確し、次のチャンスが訪れるのを待つ方がよいと思われます。結果論ですが売り注文が約定した時点で買いのドテン注文を入れておけばその後のバンドウォークを伴う上昇を綺麗に取れたことにも注意しておきましょう。
どういった局面で MADea でのトレードを行うべきかをチャートで検討してみましょう。次のチャートには MAD のシグナルクロスが確定したローソク足を縦線で示しました。
あるシグナルでエントリーし、次のシグナルで決済した場合に多少なりとも利益が出そうなシグナルには番号 ①‐⑧ を付けてあります。
黄色の四角で囲った部分はトレンドがない状態でシグナル線の付近で MAD がふらつき、売買シグナルが多発します。このような状態でエントリーしますと最後の一回 (③, ⑥) を除き全て損切となってしまいます。つまりトレンドがない状態ではトレードしてはいけません。また ③, ⑥ が利確につながることは予見できませんから、少し動いたところで成り行きエントリーしなければならないことになります。
①, ➃, ⑦ はバンドウォークでの逆張り, ②, ⑤, ⑧ はやや大きなプルバックでの逆張り (トレンドに対しては順張り) です。
④ と ⑤ の間のシグナルは大きなプルバックでの逆張りと見ることが出来ます。MADea による決済では損切りとなりますがその前に手動利確のチャンスはあります。⑥, ⑦ 間の二つのシグナルは短いバンドウォークに対する逆張りとプルバックに対する逆張りとみなすことが出来ます。これらも EA 決済では損切りとなりますがその前に手動利確のチャンスがあります。
要点をまとめます。
(1) トレンドがない状態で MADea によるトレードはしてはいけない。
(2) バンドウォークを伴うような強いトレンドに対して MADea であらかじめ逆張りのトレードを仕掛ければ勝てる可能性が高い。少なくとも手動利確のチャンスは訪れる。
(3) バンドウォークからのプルバックに対してMADea であらかじめ逆張りのトレードを仕掛ければ勝てる可能性が高い。少なくとも手動利確のチャンスは訪れる。
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