fxRevengeは私がFXで勝ちたいと望んで研究開発したEAです。
これまで作ってきたEAの失敗から多くを学び「なぜドカンと負けるのか？」「どうしてバックテストでは良さそうなのにフォワードになると悪いのか？」という私にとって大きな2つの課題に挑戦したEAです。
ドカンと負ける理由
ドカンと負ける理由は気付けばとても簡単なことでした。
それはドカンと負けるだけのSL設定をしていたから・・・
普段、私達は損したくない、負けたくないと潜在的に思っています。
それを回避するために「損切りの先延ばし」つまりバックテストの範囲内でSLが発生しない値にSL値を大きくする。そうするとデータはきれいになり心が落ち着きます。
その分、負けた時の処理対応が不十分になります。
フォワードで過去データ以上の値動きがあるときにドカンと負けているのです。
どうしてフォワードで勝てないのか？
先程も少し触れましたが、バックテストのデータをきれいにすることに拘り過ぎてフォワードでの値動きを想定することが出来ていませんでした。
データをきれいにするためにSL値を大きくする→損失を小さくしたい
再現できるか分からない小さな勝ちトレードに執着する→勝率上げたい
落ち着かないから、ちょっとの利益ですぐに利確する→利小行為、スキャへの執着
負けトレードを分析し制限フィルターが増えていく→人間の頭で判断できないロジックへ変質していく
このように開発の段階から歪んでしまった心に左右されていたことに改めて気付きました。
改造に改造を重ねてもはや何を作りたかったのか忘れていたのです。
勝ちたい気持ち、負けたくない気持ちに振り回されて、私がやるべき「ロジック研究や売買手法の検証」これら活動を通して「私なりのトレード手法」を確立させていなかったのです。
2023.01.03現在で私のフォワードテストではこれまでのEAに比べて明らかに取引回数、直近の結果が良好です。過去作品と比較すると明らかに違うという良い手応えを感じています。
初心に戻り開発したのがfxRevengeとなります。
【 利大損小を目指す 】
大きな利益のためにTP値の廃止。
TP値は設定しないので、利益が伸びればどこまでも無限に利益を狙えます。
日に何度もトレードしないので手数料コストを抑えられます！
そしてSLは短期トレンドを参考に設定することで
《 無限TP ＞ 限定SL 》という形を取ることで利大損小を設計しました。
【 大局観を大事にする 基本を忘れない 】
みなさんも一度は長期トレンドを参考に短期トレンドを行いましょう。
という解説を聞いたことがあるのでは無いでしょうか？
最近流行りのマルチタイムフレームとかそんな感じですよね？
でも結局、長期トレンドのことを忘れて短期で売買していることって多くないですか？
下落局面で長期で底打ちしたと思うから、短期でロングだ！
かと思えば
これは長期で押し目だから、短期でショートだ！
他にも
長期トレンド＝1時間足でエントリーしたのに苦しくなってくると
いつの間にか長期トレンド＝日足で抵抗線があるからまだ大丈夫！
とか判断基準が変わってたり・・・
そこでfxRevengeは大局観を明確にしました。
エントリー戦略
1時間足トレンド（長期）でエントリー方向を決定
5分足（短期）でエントリータイミングを図るです。
出口戦略
長期トレンドが変化した時
短期トレンドで設定したSLにかかった時
以上が基本戦略となっています。
ものすご～く普通、当たり前だと思いませんか？
難しいことは一切なし基本を大事に設計しました。
デメリット
「コツコツ負けてドカンと勝つ」EAになったことです。
勝率は悪いです。特にレンジ相場では顕著に小さく負け続けます。
過去の私なら、これをどうにかしようと改造に改造をしたことでしょう。
しかし今回は「この手法はこれで良し」と判断しています。
レンジ相場にはレンジ相場の手法があるので別途EAを作成すれば良いのです。
ゆるい感じとなりますが、これが逆に良い結果に繋がると信じています。
サンプル画像
青＝ロング、赤＝ショート
M5でトレードした内容をH1にて表示しています。
区切り線は1日です。
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