相場では移動平均が有名ですがこれは平均を取ることでノイズを除去する手段になります。
電気回路の世界ではもっとポピュラーなノイズ除去手段としてローパスフィルタやシュミットトリガがあります。
ローパスフィルタに関してはチャートをフーリエ変換する手法などがネットで見つかりますが、
シュミットトリガに関してはあまり前例がみつかりません。
なので、シュミットトリガをチャートに適応できないか色々試しました。
結果、意外な程有効であることが分かりましのでそれを今回紹介したいと思います。
以下にシュミットトリガ(以下ST)をドル円に適応した画像になります。
紫色の3本の線と灰色の3本の線の部分がSTになります。
STの動作は下からローソク足が入ってきた場合は上の2本の線で挟まれた範囲が抵抗(レジスタンス)になり、
上からローソク足が入ってきた場合は下の2本の線で挟まれた範囲が抵抗になり、
上の2本の線に挟まれた範囲は抵抗になりません。STの動作はこれだけで後はSTをチャート上に複数配置しているだけです。
2つのSTに挟まれた範囲が抵抗の無いゾーン、いわゆる真空地帯になり抵抗なくチャートが動きやすいです。
STの動作自体は簡単なのですぐに理解できると思います。
実践で使えるかドル円で説明した画像が以下になります。
2022/11/23のドル円になります。
CPIで暴落しましたがインジケーターで見ると指標でゾーンを下にブレイク。
その後、1つ下のゾーンの抵抗まで下げ、少し止まった後に下にゾーンブレイク。
ゾーンブレイク後に上抵抗まで戻してから下抵抗まで下落。
そこで止まり下抵抗に沿ってレンジになってからゾーン上抵抗まで戻したという動きになっています。
今後は上抵抗、下抵抗のどちらをブレイクするかという相場になります。
ダウで使えるかも検証しました。ゾーンブレイクからの順張り、ゾーンでの逆張りが機能している事が分かります。
だめな場合はゾーンブレイクで損切りできるので損切りも明確で損切りできないという事態も少なくできると思います。
現状は上のゾーンに入ってから押し目をつけて反発しているので直近の高値を更新する方が可能性が高いと判断できます。
11/24にゾーンブレイクの手前まで来たので画像を追加しました。
ポンドドルとドル円が両方ともゾーンブレイクにリーチになっています。
今月いっぱいはドル弱いが続きそうなので
さらに1ゾーンドル安に動くかもしれません。
今までの説明は短期ゾーン中心でしたが長期ゾーンを使ったらどうなったかポンドドルのEAの結果で示します。
以下の結果は長期のゾーンブレイクの押し目で順張りをするEAになります。
リペイント等は無いのでエントリーは全てLimit(指値)でエントリーし、
エントリー時に利食いと損切りも設定しています。
売買履歴から長期でホールドして平均で600pip以上をワントレードで抜いて、
12年間で4000pip程プラスでSTが相場で確かに機能している事が分かると思います。
長期なので複利や機能している期間だけを抜き出して良結果にしているという事もありません。
(2016年6月のブレグジット選挙ではノイズでマイナストレードをしています。
コントロールポイントの結果ですが月単位でホールドするのでズレは小さいです。)
長期のゾーンについては購入後のマニュアルで詳細を説明したいと思います。
相場にシュミットトリガが有効か検証した結果大変有効であると分かりました。
要所要所で機能するのでアルゴリズムにはすでに取り入れられているのかという気すらします。
なので今までのノウハウにこのインジケータを追加する事でよりトレードのパフォーマンスが向上が期待できます。
短期ゾーンについて主に説明しましたが長期ゾーンも有用ですのでぜひ購入してその効果を確かめてください。
(説明画像にはありませんがインジケーターにはブレイク時に矢印表示やゾーンの値の表示等の機能もあります。)
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