ドル円はショートを継続!
江守哲のリアルトレーディングストラテジー
為替市場では、トランプ氏の会見はきわめて失望的だったとの声が多いようである。ドルは広く売られたものの、メキシコペソだけは対ドルで過去最安値を更新している。トランプ氏が米自動車メーカーにメキシコからの輸入車には高関税を課すと警告していることが依然として影響しているもようである。一方、中国人民銀行は関連当局と連携し、仮想通貨「ビットコイン」の主要取引業者を立ち入り検査したと発表。許可なく外貨取引などを手掛けていないかどうか、チェックするのが目的としている。ビットコインは中国の富裕層の間で、資金を海外に持ち出す手段としても利用されており、資本流出を阻止する取り組みの一環とみられる。中国では経済の先行き不安から、海外資産に投資する動きが加速しており、その結果、人民元の下落圧力が強まっている。当局は急激な元安を阻止するため、外貨準備を取り崩して元買い・ドル売りの市場介入を続けているものの、成果は出ていない。外貨準備の減少ペースが速まっていることもあり、当局は神経質になっている可能性がある。このような動きから、世界のビットコイン価格が急落し始めているとの指摘がある。
【通貨トレード戦略】
ドル円はショートを継続。戻り売り有利の状況は変わらないと判断できる。戻り売り姿勢を続けたい。
ユーロ円は見送り。ただし、トレンドは下向きである。
ユーロドルは見送り。やや下向きのリスクがある。
ポンド円は見送り。売られすぎであり、反発の可能性がある。
ポンドドルはショートを利益確定し、今日は見送り。
豪ドル円は見送り。上昇基調だが、やや買われすぎになっている。
豪ドル/米ドルはロングを継続。今日は0.75ドル前後で利益確定としたい。
南アランド/円は見送り。トレンドは下向きだが、売られすぎ感が強まっている。
基本的にはドル円のショートを軸に考えていきたい。豪ドルも大きく利益が出ているが、あまり無理をしなくてもよいだろう。引き続き、円絡みはドル円、クロス円は見送り、対ドルではユーロ中心に見ていくようにしたい。基本はドル円の戻り売りと考えている。繰り返すように、118円は理論値からのかい離が15円であり、過去最大レベルに相当する。ここまでかい離した場合には、過去はすべてのケースでドル円は大幅な調整を持って修正されている。そのため、理論的な裏付けもあり、戻り売りには安心感がある。
続きは、江守哲の『リアル・トレーディングストラテジー』で!
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