RCIを使ったトレードをしているのに、トレンドに逆らったタイミングでサインが出て損切りが続く。そんな経験がある方にとって、トレンドフィルターの有無は大きな差になります。
GoGoJungleで販売されている「ST-RCI」は、RCIのサインをスーパートレンドでフィルタリングすることで、トレンドに沿った押し目買い・戻り売りのタイミングを絞り込む MT4用インジケーターです。この記事では、商品の概要・特徴・向いている人・注意点を整理します。
ST-RCIとは?基本情報と概要
ST-RCIは、RCI(ランク相関指数)のシグナルをスーパートレンドのトレンド方向でフィルタリングし、押し目買い・戻り売りのタイミングを矢印で表示するMT4専用インジケーターです。開発者は「Blacksun」で、GoGoJungleの本人確認とNDA締結を経て販売されています。
最大の特徴は、サインの出し方を3パターンから選べる点です。通常版・アグレッシブ版・セミアグレッシブ版の3種類が同梱されており、自分のトレードスタイルや許容リスクに合わせてインジケーターを切り替えることができます。さらに、ボラティリティフィルター(ATR比)も搭載しており、値動きが小さな相場でのエントリーを回避する設定も可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 【RCIをスーパートレンドでフィルタリング!!】トレンド転換・押し目買い・戻り売り MT4インジケーター【ST-RCI】ボラティリティフィルター実装 |
| カテゴリ | インジケーター |
| 対応プラットフォーム | MT4 |
| 対応銘柄・市場 | 複数通貨ペア対応(ドル円での使用例あり) |
| 販売価格 | 4,980円 |
| 対応スタイル | トレンドフォロー、押し目買い・戻り売り |
| 売買シグナル | あり(買い矢印・売り矢印) |
| リペイント | なし |
| Web認証 | あり(DLLの使用を許可する設定が必要) |
| 開発者 | Blacksun |
ST-RCIの3つの特徴
特徴① 3バリエーションのサインで自分のスタイルに合わせた使い方ができる
ST-RCIには、サインの出し方が異なる3つのインジケーターが同梱されています。「通常版」「アグレッシブ版」「セミアグレッシブ版」の3種類で、それぞれエントリータイミングの積極性が違います。
通常版は、RCIが設定した買い・売りラインを突き抜けてから確定した次の足でサインが出ます。遅れがある分、ダマシが少なくなる傾向にあります。アグレッシブ版は、RCIがラインに到達した段階でサインが出るため早めのエントリーが狙えますが、その分ダマシが増えやすい特性があります。セミアグレッシブ版はその中間で、RCIがラインより外側で反転した時点でサインが点灯します。
3種類を同時にチャートに表示して比較することもでき、自分のトレードリズムや許容するリスクレベルに応じてどれを採用するか判断できます。1つのツールで複数の判断基準を持てる点は、トレードスタイルが固まっていない段階でも使い方を探れる利点です。
特徴② スーパートレンドによるフィルタリングでトレンドに逆らったサインを除外する
RCIは短期的な過熱感を拾いやすいオシレーターですが、それだけではトレンドの方向に反した逆張りサインも頻繁に出てしまいます。ST-RCIはスーパートレンドを組み合わせることで、この問題に対応しています。
具体的には、買いサインはプライスがスーパートレンドのサポートライン(緑)の上にある場合のみ点灯し、売りサインはプライスがレジスタンスライン(赤)の下にある場合のみ点灯します。トレンドと反対方向のサインは自動的にカットされるため、逆張りエントリーを抑制したい方にとって有益なフィルターとして機能します。
スーパートレンドの表示専用インジケーター(super-trend_forSTRCI)も同梱されているため、メインのST-RCIと並べてチャートに表示することでトレンドの状況を視覚的に把握しながら使えます。
特徴③ ATR比を使ったボラティリティフィルターとアラート機能
ST-RCIにはボラティリティフィルターが組み込まれており、値動きが小さな相場でのサイン発生を抑えることができます。フィルターはATR比(短期ATR÷長期ATR)を使用し、設定した閾値を下回る場合はサインが点灯しません。マルチタイムフレームにも対応しており、現在の足とは異なる時間足でATR比を計算することも可能です。
この設定を使うかどうかは自由で、オフにすれば従来通りサインが表示されます。ボラティリティが低い時間帯(週明け直後や祝日前後など)でのダマシを減らしたい場面での活用が考えられます。ATR比を単独で表示するインジケーター(MTF_ATR_Ratio)も付属しており、数値を確認しながらフィルター設定を調整することができます。
アラート機能も充実しています。矢印サイン(確定サイン)と星印サイン(予告サイン)それぞれについて、ダイアログ・メール・サウンド・プッシュ通知の4種類から選択できます。チャートを常に見ていられないデスクトップトレーダーにとって、見落とし防止の手段として使えます。
ST-RCIのメリットとデメリット
メリット
まず、リペイントなしという点は裁量判断の拠り所として信頼性が高まります。確定したサインが過去に遡って書き換わらないため、バックテスト的な確認がある程度できます。
3バリエーションが同梱されているため、購入後に使い方を調整しやすい点も利点です。最初は通常版から始めて、慣れてきたらアグレッシブ版と比較するといった使い方ができます。単一のサインに縛られず、試行錯誤できる余地があります。
矢印や星印の色・大きさ・形状が細かくカスタマイズできるため、他のインジケーターと組み合わせても視認性を保ちやすい設計です。既存のチャート環境に溶け込ませやすく、表示が煩雑になりにくい点は実用面で評価できます。
アラート機能が予告(星印)と確定(矢印)の2段階に分かれている点も特徴的です。予告サインの時点でチャートに向き合う準備ができ、確定後にエントリーを判断するという流れが作れます。
デメリット・注意点
DLLの使用許可が必要な点は、セキュリティ設定を変更する必要があるため、利用環境によっては確認が必要です。MT4のセキュリティ設定でDLL使用を許可しないとWeb認証が動作しません。導入前に確認が必要な手順のひとつです。
RCIのインジケーター自体は同梱されていません。ST-RCIを使うとRCIの矢印が表示されますが、RCIの波形を目視で確認したい場合は別途MT4標準のRCIを設定する必要があります。商品説明でも明記されているため、認識しておく必要があります。
サインは次の足の寄り付きで確定する仕組みのため(通常版の場合)、現在のローソク足が形成中の段階ではサインが確定しているかどうか分かりません。短い時間足で使うほど足の形成時間が短く、確定から実際のエントリーまでの差が小さくなりますが、逆にダマシも増えやすくなります。使用する時間足の選択が結果を左右しやすい点は留意が必要です。
▼ 特徴・仕様をGoGoJungle公式で確認する
【RCIをスーパートレンドでフィルタリング!!】トレンド転換・押し目買い・戻り売り MT4インジケーター【ST-RCI】ボラティリティフィルター実装
こんな人におすすめ・向かない人
ST-RCIが向いている方
① RCIトレーダーでトレンドフィルターを求めている方
RCIを主軸にしたトレードをしているが、逆張りサインで損切りが増えていると感じている方にとって、スーパートレンドとの組み合わせで絞り込みができる点は試しやすい選択肢です。
② 1時間足〜4時間足で押し目・戻りを狙う方
開発者の商品説明でもドル円1時間足での使用例が示されており、中期的なトレンドに乗りながら押し目・戻りのタイミングを矢印で確認したい方に向いています。
③ アラートを活用して効率よくチャートを確認したい方
常時チャートを見られない環境でトレードする方にとって、予告(星印)と確定(矢印)の2段階アラート機能は有用です。プッシュ通知と組み合わせることでスマートフォンへの通知も受けられます。
向かない方
① 完全自動売買を求めている方
ST-RCIはサイン表示専用のインジケーターです。サインに従って自動でエントリー・決済する機能はないため、サインを見て自分で判断・操作するトレードが前提となります。
② スキャルピングで高速エントリーを求めている方
通常版はローソク足の確定後に次足寄り付きでサインが固まる仕様のため、数秒・数十秒単位のスキャルピングには向いていません。アグレッシブ版であれば早めにサインが出ますが、それでも短時間足での高速トレードには向いていません。
ST-RCIの使い方と確認ポイント
導入時にはまずMT4の設定でDLLの使用を許可する必要があります。MT4のオプションからエキスパートアドバイザーの設定を開き、「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてください。この設定がない状態ではWeb認証が機能せず、インジケーターが動作しません。
同梱物は5つです。通常版(ST_RCI)・アグレッシブ版(ST_RCI_Aggressive)・セミアグレッシブ版(ST_RCI_Semi)の3つのメインインジケーター、ATR比表示インジケーター(MTF_ATR_Ratio)、そしてスーパートレンド表示専用インジケーター(super-trend_forSTRCI)が含まれています。最初は通常版とスーパートレンド表示を同じチャートに乗せて確認するのが分かりやすい出発点です。
RCIの設定項目は「期間(RCIPeriod1)」「買いライン(RCICrossUpLevel)」「売りライン(RCICrossDownLevel)」の3つです。スーパートレンドは「ATR期間(STATR_Period)」と「乗数(Multiplier)」で調整できます。これらの値は通貨ペアや時間足によって最適な組み合わせが変わるため、デモ環境で過去のサイン頻度を確認してから設定を詰めることが望ましいです。
ボラティリティフィルターを使う場合は、ATR_FilterをtrueにしてATR_Ratio_Levelを設定します。フィルターの厳しさはATR_Ratio_Levelの値で決まり、高いほどボラティリティが十分な場面だけに絞られます。付属のMTF_ATR_Ratioで実際の数値を確認しながら設定するとやりやすいです。
よくある質問(Q&A)
Q. RCIのインジケーターは同梱されていますか?
A. 同梱されていません。ST-RCIはRCIの値を内部で使ってサインを出しますが、チャート上にRCIの波形を表示するインジケーターは付属していません。RCIの波形を目視で確認したい場合は、MT4に標準搭載されているRCIを別途チャートに追加する必要があります。
Q. 3つのバリエーションはどれを使えばいいですか?
A. 明確な正解はなく、自分のトレードスタイルによります。ダマシを減らしたい場合は通常版、早いエントリーを重視したい場合はアグレッシブ版、その中間であればセミアグレッシブ版が出発点として選びやすいです。デモ環境で3種類を並べて表示し、サインの頻度や精度を確認してから選ぶことが求められます。
Q. リペイントはありますか?
A. リペイントなしのインジケーターと商品説明に記載されています。確定したサインは過去に遡って書き換わりません。ただし、星印(予告サイン)は確定前に消える場合があります。矢印(確定サイン)が出た時点でサインは固定されます。
Q. MT5には対応していますか?
A. 本商品はMT4専用です。MT5対応版については商品説明に記載がないため、購入前にゴゴジャンの商品ページまたは開発者に確認することが求められます。
Q. アラートはどのような形式で届きますか?
A. ダイアログ(画面表示)・メール・サウンド・プッシュ通知の4種類に対応しています。予告サイン(星印)と確定サイン(矢印)それぞれに設定でき、必要なものだけをオンにする形式です。プッシュ通知はMT4のプッシュ通知設定が前提です。
まとめ
ST-RCIは、RCIのサインをスーパートレンドでフィルタリングすることでトレンド方向に沿った押し目・戻りのタイミングを絞り込むMT4用インジケーターです。通常版・アグレッシブ版・セミアグレッシブ版の3バリエーション、ボラティリティフィルター、2段階アラートと機能面の構成はしっかりしています。
RCIを使ったトレードの補助としてトレンドフィルターを加えたい方、押し目・戻りのタイミングを視覚的に確認したい方にとって、検討の対象となる一本です。DLL許可やデモでの設定確認を事前に済ませてから導入することが望ましいです。