アウトサイドバー(Outside Bar)はバイナリーオプション自動売買において、前のローソク足の値幅(高値から安値)を上下両方向に超える大きなローソク足が出現したパターンです。前の足を完全に「包む」この動きは相場のモメンタムが一気に高まったことを示し、その方向への強いトレンド発生を示唆します。包み足(エンゴルフィング)と混同されることがありますが、アウトサイドバーはヒゲを含めて前足を超える点で異なります。本記事ではアウトサイドバーの識別から具体的なエントリー条件、AMT v2との連携方法を解説します。
アウトサイドバー戦略の基本
アウトサイドバーの定義は「現在の足の高値が前足の高値より高く、かつ現在の足の安値が前足の安値より低い」状態です。つまり前足の値幅を上下両方向に超えており、相場が一時的に大きく揺れたことを意味します。アウトサイドバー自体は方向感が不明確ですが、アウトサイドバーの「終値の位置」がエントリー方向を決定します。終値が実体の上半分にある場合は上昇モメンタム優勢でHIGH、下半分にある場合は下降モメンタム優勢でLOWエントリーの判断材料となります。
アウトサイドバーの見方
アウトサイドバーの形成は2段階で解釈します。第一段階は「両方向に大きく動いた」という事実の確認です。これは強いボラティリティの拡張を意味します。第二段階は「最終的にどちら方向で引けたか(終値)」の確認です。アウトサイドバーの高値・安値レンジの上半分に終値がある場合は買い方が優勢、下半分にある場合は売り方が優勢と解釈します。終値がレンジの中央付近にある場合は方向感が不明確なため、エントリーを見送ることが無難です。
エントリー条件
HIGHエントリー条件:アウトサイドバーが形成される(前足の高安値を両方超える)。アウトサイドバーの終値がそのレンジ(高値-安値)の上2/3の位置にある。上位足(1時間足以上)が上昇トレンドまたはニュートラル。ADX(14期間)が20以上。これらを確認した次の確定足でHIGHエントリー。
LOWエントリー条件:アウトサイドバーが形成される。アウトサイドバーの終値がそのレンジの下1/3の位置にある。上位足が下降トレンドまたはニュートラル。ADXが20以上。これらを確認した次の確定足でLOWエントリー。
有効な相場環境・通貨ペア・時間帯
アウトサイドバーはボラティリティが高まる局面に出現しやすいため、ロンドン時間始まり(日本時間16〜18時)やNY時間始まり(日本時間22〜24時)に有効です。GBP/USD・EUR/USD・USD/JPYはアウトサイドバーが明確に出やすいペアです。15分足〜1時間足でのパターン確認が推奨で、5分足はノイズが多く方向判断が難しい傾向があります。
注意点・機能しにくい局面
終値が中央付近に位置するアウトサイドバーは方向感が不明確なため、エントリーを見送ることが推奨されます。また経済指標発表直後のアウトサイドバーは急騰・急落後の揺り戻しにより、一見してアウトサイドバーに見えるパターンが形成されることがありますが信頼度が低いです。発表後3〜5本のローソク足が経過して相場が落ち着いてからパターンを確認することをお勧めします。
AMT v2との組み合わせ方
この手法のシグナルはMT4/MT5のアラートで自動発報できるため、AMT v2にそのまま渡すことができます。MT4のカスタムインジケーターとして「現在確定足の高値が前足高値より高く、かつ安値が前足安値より低い」アウトサイドバーの条件を判定し、終値位置が上2/3または下1/3の条件とADXフィルターを組み合わせた場合に「HIGH」または「LOW」のアラートを出力します。AMT v2がこのアラートを受信してBi-Winning・The Option・Bubinga・FiveStarsMarketsへ自動エントリーを実行するバイナリーオプション自動売買として機能します。
設定のポイント
アウトサイドバーはボラティリティが高い局面に出現するため、AMT v2のペイアウト率は1.75倍以上を設定して収益性を確保することが重要です。有利レートリトライ機能を有効にして低ペイアウト局面を自動スキップすることで、アウトサイドバーの強いモメンタムを効率的に収益に変えられます。方向感が不明確な中央付近終値のパターンを自動除外するフィルターをインジケーターに組み込むことが精度向上の鍵です。
よくある質問
アウトサイドバーと包み足の違いは何ですか?
包み足(エンゴルフィング)は「実体ベース」で前足の実体を包むパターンです。アウトサイドバーは「ヒゲを含む値幅全体」で前足を超えるパターンです。アウトサイドバーのほうが判定基準が広く、ヒゲを含む前足全体の値幅を超える必要があります。両方が重なる場合(実体も値幅全体も包む)は特に強いシグナルとなります。
終値の位置判断の基準を具体的に教えてください。
アウトサイドバーの高値(H)から安値(L)のレンジを3等分します。終値がH〜(H+L÷2+高さ1/3の位置)にある場合は「上1/3」でHIGH寄り、安値(L)から(L+高さ1/3の位置)にある場合は「下1/3」でLOW寄り、中央1/3は見送りです。MT4では「(Close – Low)÷(High – Low)」の比率を計算し、0.67以上でHIGH、0.33以下でLOWと判定する方法が実装しやすいです。
アウトサイドバーは頻繁に出現しますか?
15分足では1日に数回程度出現しますが、すべてが高品質なパターンではありません。エントリー条件(終値位置・ADXフィルター・上位足トレンド確認)を適用することで実際にエントリーするシグナルは1日1〜3回程度に絞られます。頻度は低めですが精度が高いシグナルを選ぶ方針が安定した運用につながります。
アウトサイドバー後に価格が反転した場合はどうしますか?
エントリー後に価格が期待した方向に動かずアウトサイドバーの高値または安値方向に向かう場合は、そのシグナルのエントリー結果に従います。バイナリーオプションは時間で決着するため、シグナルの方向性が短時間で確認できれば利益になります。連続した反転が起きる場合はその相場環境を再確認することをお勧めします。
まとめ
アウトサイドバー戦略は前足の値幅全体を超える大きな足の終値位置でエントリー方向を決定するバイナリーオプション自動売買の手法です。ADXフィルターと上位足トレンド確認を組み合わせることでノイズを排除し、ロンドン・NY時間のボラティリティ拡張局面で有効なシグナルを取れます。MT4カスタムインジケーターで自動検出しAMT v2に連携することで、見逃しなく高品質なアウトサイドバーシグナルを自動取引できます。